会社それぞれ部門の仕事は違いますが、一般的な会社の仕組みです。 希望の会社に入社したとしても、どの職場に配属されるかで仕事の内容は全く変わってきます。入社後「こんなはずじゃなかった!」とあわてないためにも、色々職種を研究しておくことは大事なことです。(これは一般的な例です。)
製造部は材料の仕入れから生産まで、製品に関するすべてを手掛けます。効率を高めるために仕入れと生産部門とを分けていることもあります。資材に関する選定能力や情報収集力、より効率的な生産計画の検討から完成後の製品検査など、常に全行程に気を配っています。いずれもローコストでより付加価値の高い製品の生産を目指して頑張っているわけです。
会社訪問でまずお世話になるのがこの部門。仕事の内容は大まかに言うと、採用・人事・給与・厚生・教育の5つになります。つまり人事部門は文字通り、人=社員に関するあらゆることを担当します。その人材を生かすのも才能の目をつんでしまうのも、まさに人事の手腕にかかるところが大きいです。まさに会社の未来を左右する重要なポジションだけに、豊かな人間性と経験が問われる部門です。
そろばん片手に帳簿とにらめっこ・・・。なんていう時代はもう終わり。今やほとんどの企業は経理部門にコンピュータを導入。売上はもちろん、顧客リストなど企業が有するあらゆるデータをインプットし、必要に応じて情報を引き出すいわばデータバンク的存在の経理部門になりつつあります。また経理マン&ウーマンたちはこのような主要ポジションを補うことで、営業戦略のプレーンとしても活躍しています。
社内全体を見渡し、問題や障害が生じたらすぐに解決に乗り出す社内のよろず相談役であり、縁の下の力持ち的存在の総務部門。ボールペン1本の消耗品の管理から社内旅行のプランニングなどまで、その守備範囲はかなり広いものです。ここでは多方面に気配りできる繊細さや親しみやすさ、また大勢をまとめていく管理・運営能力を備えた人勢が必要とされます。
取扱商品を取引先や消費者に運ぶのがこの部門の仕事です。営業をはまた別の意味で企業の顔となる部門です。この部門で仕事をこなしていく難しさは、やはり1日のスケジュール管理でしょう。納品日時に間違いがないよう効率的で安全、しかも早く配送しなければならないからです。車好きな人にはうってつけですが、個々の能力が問われるシビアな面もあります。また行く先々で笑顔で声をかけられたりするのがやりがいという人も多いはずです。
営業の仕事は商品を売るだけでなく、同時にその商品をどう使いこなせばより機能的かを提案するというクリエイティブな側面も合わせ持っています。特に商品力が他社と比較しても大差のない場合はなおのことです。そしてその一方でユーザーニーズを吸収・分析し、新商品開発の提案に結び付けるのも重要な仕事です。柔軟な知力と体力が大きな武器になる部門です。
ここは新商品や新技術の開発を行い、企業の発展を担うキー・セクションです。スペシャリストとしての技術や知識はもちろん、斬新な発想力も必要とされるので、能力があれば大いに活躍できる部門です。しかし限られた研究開発費を最大限に生かしながらまだ見ぬ製品を生み出していくことは、生半可なことでは続きません。旺盛なチャレンジ精神や好奇心が不可欠です。
①自分を理解しよう
就職活動に先立って十分に自己を見つめ直すこと。 学生と社会人の決定的な違いは、『自分でお金を稼ぎ生活していく』ことです。すなわち就業を決めるということは、あなたの人生を左右する大きな選択の時なのです。自分の【精神的特徴】・【身体的特徴】・【就業的興味】・【家庭の条件】・【社会的条件】など自己分析をしてみましょう。両親や先生あるいは友人を話し合ったり、就業適性検査や性格検査を受けてみるのも良いでしょう。
②仕事を選ぶ
自分がやりたい仕事は何か。 自分の性格や徳性を良く考えて仕事を選ぶ。そのためには、広く就業を知ることが必要です。判断材料が豊富になり適切な就業の選択につながります。一人で考えるのではなく、先輩・知り合い・両親・先生などに相談し、進路指導室にも、まめに足を運ぶようにしましょう。
③会社を知ろう
就きたい就業・行きたい会社が決まったら、賃金・勤務時間などの労働条件を確認しよう。企業ガイドブックや求人票を良く見て、疑問があったら進路指導の先生に相談に行こう。また、就職した先輩たちの話も経験者だけにためになることが多いはずです。
★共通で最低限できなくては困ること
- 時間を守る
- 挨拶と人の話をきく
- 自分の考えを言える
①会社資料を取り寄せてみよう
希望企業の絞り込みができたならば、はがきや電話などで【会社案内】などの会社資料を取り寄せてみよう。こうした会社案内を調べればある程度は会社の概要をつかむことが出来ます。希望企業に勤めている人が知人にいれば会社の話を聞かせてもらうことなどは最高に良いことです。 事前に企業研究をしておくことは絶対に必要です!
②口コミ情報も侮れない。でも誤報には注意!
就職戦線に入ると、氾濫する情報い振り回されて、右往左往する学生の姿がよく見受けられます。とにかく働いたことのない皆さんの情報の中には、とんでもなく間違った情報も多くあるようです。正しい情報の分析は、【ただ聞いただけ・見ただけ】では十分とは言えません。結局、就職は自分自身の問題。情報交換や激励することはあっても、最後の判断は自分自身できっぱりと!!
③仲間に差をつけるには
就職活動においては、すべてに慎重な配慮が必要です。履歴書1つ核にしても細心の注意を払い、何度も読み返すぐらいの【ゆとり】がひつようです。では、【ゆとり】を持つためにはどうすればよいか?・・・それは【先んずれば人を制す】です。【素早い行動で1歩先へ行くこと】。若者らしく自信と勇気をもって、積極的に行動し、アンテナを敏感にしておくことが大事です。
①まずは「健康第一」!!
「あたり前のことじゃん。」と思うかもしれませんが、健康であることは本当に大切なことです。就職をすれば様々な仕事の責任や、それにともなった残業・研修・出張など、学生時代とは違った労力が必要とされます。 いくら才能があって優秀な人材でも、体が弱くては会社の戦力になりません。時代とともに要求されるものが変わっても、基本は同じなのです。
②氷河期から超氷河期へ・・・「明るさ」が大事!!
タイトルにあるように、時代は【氷河期から超氷河期】へと、思わしくないほうに進んでいるのが現実のところです。こんな時代だからこそ、あなた達・若者の【明るさ】を企業は求めています。 初めて社会に飛び出すわけですから、右も左もわからないのは当然です。仕事は教わり、経験を積み、学んでいくことで習得することが出来ます。 今のあなた達の武器は、【明るさ】!!
③「やる気」みなぎる、アナタが欲しい!!
先にも述べたとおり、大半の企業は今、厳しい状態にあります。 皆さんにプレッシャーを与えるわけではありませんが、そういった厳しい状況の中で、企業はみなさんを採用するわけですから【会社にとって、本当に力になる人材】と見込めなければ、企業は採用を見送ることになるでしょう。「やる気」を存分に発揮し、『自分は、この会社で働くんだ!』という強い意志を発揮することが大事です。
ベスト3
- 時間を守る
- 挨拶と人の話をきく
- 自分の考えを言える
就職活動をする際、相手を知ることも大切なことです。 皆さんを採用する会社の面接官や幹部の方々は、大抵皆さんのご両親と変わらない年齢の方々です。皆さんのような若者が『普通だ。』と思っていても、面接官には『普通じゃない。』と思えてしまうことも、あるかもしれません。そういったことも踏まえ、ご両親や進路指導の先生などに、面接のリハーサルをしてもらうのも、一つの良い手段です。
①服装
服装・髪型は清潔にし、面接官に健やかな印象を与えるようにしましょう。面接とは、あなたの個性を売るための場であって、奇抜さを売るための場ではありません。
②座り方
椅子に座るときは、背筋を伸ばし、あごを引き、足を揃えること。手はひざの上に置いて、ひざ頭をつけるようにしよう。手はもじもじしない。
③言葉
くだけた言葉使いや流行語、カタカナ言葉は避けて、丁寧語や尊敬語・謙遜語などを使い、質問にははっきり答えましょう。
④表情
面接中は生き生きとした表情を心がけましょう。視線をあちこちにせずに、面接官の顔をしっかり見て、笑顔で受け答えするように心がけましょう。
⑤気を抜いちゃダメ
面接が終わっても気を抜かずに、部屋から出るときなどは、軽くおじぎをするようにしましょう。面接官の前ではまじめで、他の社員の前ではどうでもいい・・・コレではいけません。
⑥自分を出し切ろう
まずは、健康体で臨むこと。身体を壊しては何も始まりません。面接は誰でも緊張するものです。できるだけ、自然体にありのままの自分をさらけ出すつもりで頑張りましょう。
皆さんにとってはなじみの薄い言葉かもしれませんが、社会に出ればこれらの言葉は常識的に知っておかなければならないビジネス用語のほんの一部です。もしかしたら入社試験に出るかもしれませんから、しっかり読んでみましょう!
新社会人用語大辞典
雇用保険 | 労働者が失業した場合や60歳に達して一定の条件を満たしているときに給付される保険であり、労働者の生活の安定を図り、求職活動を容易にすることを目的としている。ほかに雇用安定、能力開発、雇用福祉の事業に対する助成を行う。 |
健康保険 | 会社で働く人が業務外でけがや病気をした時、費用の心配をせずに治療が受けられるようにもうけられた医療保険制度。病院について一般的に使うのがこの保険である。 |
労災保険 | 業務上でけがや病気をしたとき、又は通勤で事故などの災害をこおむった労働者やその遺族のために必要な給付を行う保険制度。会社が加入し、保険料を払う。 |
厚生年金保険 | 勤労者の老齢・渉外・脂肪について保険給付を行い、勤労者本人やその家族の生活の安定と福祉の向上を図ることを目的とする年金制度であり、被用者年金制度の中心となっている。 |
介護保険 | 2000年4月にスタートした介護サービスのための社会保険。介護や機能訓練・介護などの医療を必要とする高齢者などに、自立した日常生活ができるように必要な保健医療サービス・福祉サービスを行う制度。本格的な高齢化が進む中で、介護者社会全体で支え。介護サービスを安心して受けられることを目的としている。 |
財形貯蓄 | 当同社財産形成貯蓄制度の略。住宅・年金など均等者の財産形成の促進をねらいとして設けられた貯蓄優遇制度。 |
基本給 | 残業をせずに1っヶ月働いてもらえる賃金を所定内賃金、残業代を所定外賃金という。所定内賃金のうち、住宅手当や家族手当などの諸手当を除いた部分を基本給という。 |
割増賃金 | 時間外労働・休日労働・深夜労働につき、所定の賃金に加算して支払われる賃金。割増賃金率は、時間外労働・深夜労働で25%以上、休日労働で35%以上である。 |
人事考課 | 賃金の査定や人事管理のために従業員の能力や成績を評価すること。勤務評定、能力評価、業績評価ともいう。 |
育児休業 介護休業 |
満一歳未満の乳幼児を養育する労働者は、使用者に申し出ることによって、一定期間育児休暇を取ることができる。労働者が、要介護状態にある対象家族を介護するために休業することができる。 |
年末調整 | 月々の源泉額は所得税の仮計算で払っているため、その合計が1年間の正しい所得税額となるわけではない。結婚したり、子供が生まれれば所得控除ができるため、納めすぎになっていたり、年収の多い人は累進税率のために重税になるため月々の分では不足になることがある。そこで、年末調整と言って12月に給料や賞与の合計を計算して、源泉分をの差額を生産するのである。仮に税金が少し戻っても、それは納めすぎた分が帰ってきたにすぎないのだが、不思議とトクをした気持ちになるものである。 |
コストダウン | 原価低減のみの和製英語である。原価を下げることは、利益に直結するから、どこの会社もコストダウンに全力を挙げて取り組んでいる。 コストダウンとは、メーカーで1銭1秒までも気を配り、材料費の節減に努めたり、購買方法の改善を図ったり、設計を見直したり、作業の効率化などに努めたりしながら、合理化を図り、終わりのないコストダウンを追及するものである。 |
QC (キューシー) |
Quality Controlの略で、品質管理と略される。通称、"キュー・シー”。戦後、日本の商品は、"安かろう・悪かろう"と言われる時代があったが、アメリカのデミング博士が来日時手品質の重要性や統計的品質管理の技術を普及させた。今では日本製品の郵趣差が世界に認められるほどになった。主に工場の製造や検査の工程を中心の品質管理が行われていたが、やがて全社的に[品質管理(TQC)]へと発展していった。毎年最も優秀なQC活動をした企業には"デミング賞"が贈られる。 |
ISO (アイエスオー) |
国際標準化機構を訳され、このISOの品質保証規格が「ISO9000」シリーズ。これは工場や事務所の品質管理システムを第3者の審査登録機関が審査し、審査に合格すれば「ISO9000」の認定を受けることができる制度だ。欧米諸国(特にEU諸国)と取引するためにはISO9000シリーズを取得することが必要不可欠をされており、日本企業の中でもこの認定を受けるところが急増している。 |